2009年10月9日金曜日
【研究集会】第6回研究集会@琉球大学「海とヒトの地理学」
日本地理学会2009年秋季学術大会(@琉球大学)にて,本研究グループの研究集会が開催されます.今回の研究集会は日本地理学会学術大会のシンポジウムとして行われます。テーマは「海とヒトの地理学」で,東・東南アジア・オセアニアの事例を通じて,「海」と人間活動の様々な関係のあり方が議論されます。今回はゲストコメンテーターとして,江上幹幸先生(琉球大学)と上原政幸先生(沖縄地域ネットワーク社)をお迎えします。会員・非会員問わず皆様のご参集を心よりお待ち申し上げております。
・テーマ : 「海とヒトの地理学 ―変動する自然・社会と漁業文化の現在―」
開催日時 : 2009年10月25日(日)13:00~16:10@琉球大学法文学部202講義室(第4会場)
・趣旨 : 本シンポジウムは、海洋環境と人間活動の様々な関係のあり方、およびその現代的変容について、日本を含むアジア,オセアニアの事例を通じて,漁業文化の地域的な多様性と普遍性を再検討することを趣旨とする。事例研究ではとくに環境利用の多様な実態をさぐるとともに、変動する社会的情勢と生業形態の変容、さらに「海」への人為的インパクトや保全の動向に焦点をあて、海とヒトの関わりを総合的視野から把握することをめざす。
プログラム
〔趣旨説明〕 池口明子(横浜国立大) 13:00-13:05
1)13:05-13:20
池口明子:ベトナム・メコンデルタのハマグリ生産からみたアジアの干潟
2)13:23-13:38
田和正孝(関西学院大):伝統漁法石干見の保存と活用
3)13:41-13:56
李 善愛(宮崎公立大):韓国のワカメ漁場利用慣行の多様性
4)13:59-14:17
服部亜由未(名古屋大・院):ニシン漁の盛衰と漁民の活動
5)14:20-14:35
橋村 修(国立民族学博物館):沖縄における回游魚シイラと人との関わり
6)14:38-14:53
松本博之(奈良女子大):オーストラリア・トレス海峡諸島民のジュゴン猟
〔休憩〕14:56-15:05
〔コメント〕
江上 幹幸(沖縄国際大・考古学/文化人類学)15:05-15:20
上原 政幸(沖縄地域ネットワーク社『いゆまち』発行者)15:20-15:40
〔総合討論〕15:40-16:10
座長は発表1)~3)を松本博之,発表4)~6)を田和正孝,総合討論を野中健一(立教大)が行います。
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