2009年2月10日火曜日

【研究集会】第5回NS研究グループ集会@帝京大学 「魅惑のエコ・ツーリズム」


 日本地理学会2009年春季学術大会(@帝京大学)にて,本研究グループの研究集会が開催されます.今回の研究集会のテーマは「魅惑のエコツーリズム-観光は自然を守れるか-」です.NS研究の重要な課題であるエコツーリズムを取り上げ、エコツーリズムから見えてくる自然と人とのかかわりを検討します.

 本研究グループは日本地理学会員でなくても誰でも参加できますので,ご興味のある方は足をお運びいただければ幸いです.皆様のご参集をお待ち申し上げております。また、研究集会前日に懇親会(立川駅周辺で20時より)を予定しております.こちらも研究集会同様に,学会員以外の皆様の参加を歓迎いたします.なお、懇親会の出席受付は22日までとさせていただきますので、参加をご希望される方はそれまでにnatureandsociety[at]gmail.comまでご連絡ください。


・テーマ : 「魅惑のエコツーリズム-観光は自然を守れるか-」
・開催日時 : 2009年3月29日(日)13:00~15:00@帝京大学八王子キャンパス(教室未定)
・参加費 : 無料

・発表1 : 佐藤哲(長野大学環境ツーリズム学部)「エコツーリズムを通じた環境モニタリングと生態系サービス管理と活用の可能性-釧路湿原の事例から」

発表者近著
・「地域環境をめぐる科学と社会−外来の知識と土着的知識体系のかかわり」松永澄夫編『環境−文化と政策−』東信堂(2008)
・「湖の魚と人々−東アフリカ・マラウィ湖における学際共同研究の試み−」ヒトと動物の関係学会誌 9-10(2001)
・「地域社会の中のレジデント型研究機関−土着的知識体系と科学知をつなぐもの−」鬼頭秀一編『環境倫理学』東京大学出版会(近刊)

・発表2 : 淺野敏久*・朝格吉楽図・光武昌作・西原元基・竹本美紀(広島大学大学院総合科学研究科)「野鳥保護活動を目的にしたエコツアーの実現可能性-広島県北部ブッポウソウ見学会の事例」

発表者近著
・『宍道湖・中海と霞ヶ浦−環境運動の地理学』古今書院(2008)
・「ギフチョウ生息地保全をめざした絵下山山頂整備に関する市民意識」日本研究 ( 広島大学 ) 特集号 3(2005)
・『環境問題の現場から−地理学的アプローチ』古今書院(2003)

・コメント1 : 富田涼都(東京大学大学院)「環境倫理学の立場から」

コメンテーター近著
・「順応的管理の課題と「問題」のフレーミング−霞ヶ浦の自然再生事業を事例として−」『科学技術社会論研究』5(2008)
・「自然の設計」の思想−生物多様性を保全するしくみを「設計」するために−」
『環境−設計の思想−』東信堂(2007)
・「ひとや社会から考える自然再生−自然再生はなにの再生なのか−」『自然再生のための生物多様性モニタリング』東京大学出版会(2007)

・コメント2 : 山下博由(貝類多様性研究所所長)「生物地理学・保全活動の立場から」

コメンテーター近著
・「海域開発に伴う沿岸域生物群集の変化 -- 韓国セマングム海域における大規模干拓堤防建設に伴う底生生物群集の変化に関する事例研究」第四紀研究 46(3)(2007)(共著)
・「不知火海の貝類相と生物地理学的特性」化石 76(2004)
・「海岸生態系研究におけるアマチュアリズムと保全活動−希少貝類を例として」応用生態工学 3(1)(2000)

・座長 野中健一(立教大学文学部)


上記の研究集会へのご質問はnonaka[at]rikkyo.ac.jpまで.
懇親会へのご質問はnatureandsociety[at]gmail.comまで。