横山智先生より研究会のご案内がありましたので転載いたします。
--------------以下,転載-------------------------------
「京大東南研共同研究 リソースチェーン研究会」の第2回研究会を11月12日に京都で開催いたします。
地域を超えたさまざまな「つながり」をどのように可視化できるかを、いろいろな学問分野の研究者を呼んで議論しようとする試みです。
興味のある方は、是非ご参加ください。参加自由です。
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京都大学東南アジア研究所 平成24年度・公募共同研究
第2回「メコン流域圏における農林産物リソース・チェーンと土地利用変化の解明」研究会
研究会の目的
研究対象地域であるメコン流域では、2000年代以降、ベトナムで生産されたハイブリッド・トウモロコシ種子を、ラオスで栽培し、それを中国に販売すると
いった、国家の枠を越えた農産物流通が見られるようになっている。この事例では、ラオスの「土地」と「人」というリソースが中国向けに提供されていると捉
えられる。ラオスでのトウモロコシ栽培に限らず、メコン流域では様々な農産物の契約栽培や植林事業が展開されている。グローバルな社会経済と結びついたさ
まざまな「つながり」が存在し、土地利用を変化させているのである。しかし、その「つながり」をどのように可視化し、その「つながり」のどこに問題が潜ん
でいるのか、明らかにする手法はまだ確立されていない。本研究では、その複雑な「つながり」を「リソース・チェーン」と称し、メコン流域の土地利用を変化
させているドライビング・フォースを解明することを試みる。
今回の研究会では、これまでいろいろなモノ・事象の「つながり」を研究してきた研究者が集まり、「つながり」を可視化する手法について学問分野を超えて議論を行うことを目的としたい。(横山智)
場所:京都大学楽友会館 1階会議室
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/profile/intro/facilities/kyoshokuin/rakuyu/
日時:2012年11月12日 13:30~18:00
プログラム:(講演は、質疑応答を含んだ時間となっています)
13:30~13:45 趣旨説明:リソース・チェーンの概念
横山 智(名古屋大学大学院 環境学研究科 教授)
13:45~14:35 持続可能な資源利用のための国際サプライチェーン分析
中島謙一(国立環境研究所 資源循環・廃棄物研究センター 主任研究員)
14:35~15:25 窒素収支モデルの地域環境問題への応用
劉 晨(名古屋大学大学 院環境学研究科 特任准教授)
15:25~15:40 休憩
15:40~16:30 バイオマス利活用のライフサイクル温室効果ガス排出量と持続可能性評価
定道有頂(産業技術総合研究所 安全科学研究部門 博士研究員)
16:30~17:20 東アジアフードシステムの構造的特質:梅干し開発輸入に着目して
則藤孝志(京都大学大学院農学研究科 生物資源経済学専攻 博士課程)
17:20~18:00 討論:「つながり」を捉えて可視化するためには?
司会:横山智・河野泰之(京都大学 東南アジア研究所 教授)
18:00~ 懇親会を予定
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