2009年10月30日金曜日

【研究集会】人文地理学会第118回歴史地理研究部会

宮本真二先生より研究会の案内を戴きましたので転載いたします。

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第118回 歴史地理研究部会

日時:2009年11月7日(土)10: 30~12:15
会場:名古屋大学情報文化学部棟C13教室

【問題提起】
 宮本真二(滋賀県立琵琶湖博物館)

【研究発表】
 小野映介(新潟大学)「沖積平野の「遺跡」を対象とした地形研
究の動向と課題」
 河角龍典(立命館大学)「GISによる遺跡の立地環境の解析」

【コメント】
 松田順一郎(鴻池新田会所管理事務所)「遺跡堆積物の分析から
わかる人為痕跡と環境改変」

【質疑応答と討論】

趣旨:今回は,過去においてヒトの活動の場であった「遺跡」に着
目し,微細な地形発達の復原方法や,歴史GISを用いた方法論に着
目し,相互の積極的な批判から,今後の新たな地理学的な方法論に
ついて活発に議論します.さらに,「土地の履歴」をキーワード
に,地理学の本来的命題の一つとしての「自然環境変化と人間活動
の歴史的な関係性」について関心をもつ若手研究者の自己批判的な
報告をうけたのち,近年多くの領域から注目をあびつつある「環境
史」の領域に関する未来を積極的に議論し,展望します.


連絡先:
宮本真二(滋賀県立琵琶湖博物館) 電話:077-568 -4811(代)

参考文献
・小野映介・大平明夫・田中和徳・鈴木郁夫・吉田邦夫 (2006)
完新世後期の越後平野中部における河川供給土砂の堆積場を考慮し
た地形発達史.第四紀研究,45,1-14.
・河角龍典(2009)バーチャル長岡京・平安京3Dマッ プ.国立歴
史民俗博物館編『桓武と激動の長岡京時代』,山川出版社,42-50.
・松田順一郎 (2006) 流路・氾濫原堆積物から推測される約
3100~1200年前の登呂遺跡における環境変化.岡村渉編著『特別史
跡登呂遺跡,再発掘調査報告書(自然科学分析・総括編)』,静岡
市教育委員会,pp.1-27.

詳細は
http://histgeog.exblog.jp/
を御覧下さい。